神社・仏閣を造ることに定評のあった長州大工の代表作、服部屋敷の畳の張り替えをさせていただきました。名主・村長職を務め、島内外の来訪者を迎えることが多かった母屋は襖、障子を開け放つと40畳以上にもなり圧巻です。100年以上も前に建てられたにも関わらず、柱や床に目立った歪みがないことに驚かされます。
昔ながらの濃い縁が力強く平行線を描いているのも、長州大工の腕の確かさがあってこそ、です。
和室の客間の畳を張り替えさせていただきました。
こちらの縁はもともと緑色でしたが、あまり自己主張しないシルバーに変更することでよりお部屋の統一感が出たように思います。
縁を変えるだけでも随分お部屋の印象が変わりますよ。
畳表の張り替えを当店で任せていただきました。
縁なし畳特有の清涼感が、空間をより広く見せてくれます。これだけの広さがあってもどこか温かみを感じるのが畳の持ち味だと思います。
(ダイケン表:清流 乳白色)